新型 スーパーカー ブガッティ シロン

ブガッティ シロン
これまで時速430km/hで世界一速い市販車としてその名を世界に轟かせていたブガッティ・ヴェイロンの後継モデル。
もちろんその世界最速のスピードを大幅に上回ることが期待されています。

デザインこそヴェイロンを引き継いでいるシロンですが、実は使われている部品は9割以上が刷新され、全てのスペックにおいてヴェイロンを凌駕しています。

驚くべきスペックや価格をご紹介する前に、まずは公開された画像で外装デザインと内装デザインを見ていきましょう。

シロン・外装デザイン

ブガッティ・ヴェイロンが初めて発売されてから10年以上が経ち、全体的なフォルムは近い雰囲気ながら、細かなディティールまでデザインを見ていくと、ひとつひとつが未来的であり、ヴェイロンより洗練されています。

馬てい形のフロントグリルのみならず、戦前の名車である「T57アトランティック」のデザインを取り入れたそうです。また、オーセンティックに戦前のデザインをモチーフにしたので、必然的に機能的なデザインになっているとのことです。

エアインテークが設けられているデザインは戦前のデザインをもとにしながらも未来的に仕上がっています。

ドア横の円がモチーフとなっており、全体的に印象的なデザインとなっています。

ホイール、エンジン周り、グリルからライトに至るまで、素材も含め徹底的なこだわりが見られます。

内装デザイン

ブガッティ独特の色使いが上品な室内空間を演出しています。

どこか趣のあるベージュ色の革と、光沢を抑えたアルミニウムの見事な調和、そして近未来的なインパネ周りの融合が絶妙に素晴らしく組み合わされています。

室内空間にも外装デザインの半円が反映され、一体感と優雅さが伝わってきます。

強力なエンジンを支える冷却性能

新型ブガッティ・シロンには強力なエンジンを冷却すするための強力な冷却設備が備わっています。
新型ブガッティ・シロンではラジエーターと呼ばれる冷却装置が15台も必要になるほど大きな熱量を扱います。

冷却性能を更に補うために、ブガッティ・シロンはボディデザインから機能性を重視したものになっています。サイドボディに大型エアインテークを設置して空気を取り込むことが可能となっています。デザインと機能性が両立された見た目をしています。

リアエンド(車両の後ろ)では上下方向に切り詰めたデザインを採用することで、車両の後方で乱気流を発生させるそうです。そしてその乱気流の吸い出す力を利用してエンジンの熱を冷却する工夫がなされているそうです。

エンジン以外の冷却も徹底していて、ヘッドライト横に穴を開けることでブレーキの冷却も可能となっています。

エンジンスペック

エンジン形式:W型16気筒8L クワッドターボ
最高出力性能:1500ps/6700rpm
最大トルク性能:163.2kgm/2,000-6,000rpm
ミッション:7速デュアルクラッチトランスミッション
駆動方式:4WD

エンジン形式 はヴェイロンと同じですが、出力、トルク共に大幅に向上。
ブガッティ・ヴェイロンの1200馬力に対してシロンは1500馬力に到達。

ルマンのLMP1レースカーと同性能のねじれ剛性と曲げ剛性を発揮するフルカーボン構造シャシー採用により、軽量化が図られているものの、車両重量はヴェイロンより155kgも重くなり1,995kgにも及びます。

シロンの加速性能・最高速度

速度性能 公表値

0-100km/h加速時間:2.5秒未満
0-200km/h加速時間:6.5秒未満
0-300km/h加速時間:13.6秒以下

最高速度:420km/h
走行は1.Liftモード 2.EB-Autoモード 3.Autobahnモード 4.Handlingモードと、4つの走行モードが選択でき、走行モードによってリミッターを外すと380km/h以上の速度を出すことが可能です。
420km/hは特別な走行モード「Speed Key」でのTop Speedモードで可能になります。

4基のターボエンジンが2ステージで作動することによって、静止状態からのラグが最小限に抑えられた加速を実現したそうです。

その他基本情報

全長:4544mm
全幅:2038mm
全高:1212mm
ホイールベース:2711mm

コンポーネントの設計の見直し

ブガッティ・シロンはその動力性能を活かすべく、重量増を抑えるためにほぼすべてのコンポーネントから見直しを行いました。軽量でありながらも強度が高いカーボンをインテークチューブ、チャージエアシステムやチェーンハウジングなどが採用されます。

シロンの価格、販売台数と発売日

価格:約3億円
販売台数:500台のみ

ブガッティシロンの世界最高速度はロックされている

最高速度は420km/hは最高速度ではない?

発表当初、ブガッティシロンは、公表値では最高速度420km/hとされ、世界最高速度の記録を塗り替えることはできないと言われていました。

実は、ブガッティシロンはオーナーの要望によって制限速度のリミッターを解除できる仕様になっています。
420km/hの 速度を出すためには、停止した状態で二個目のキーでリミッターを解除してから再発進する必要があるとのこと。

しかし、この方法を使って出せるシロンの最高速度は、本当のシロンの最高速度ではないようです。
1500馬力のブガッティシロンの本当の最高速度は458kmとアナウンスされています。

2個目のキーを使ってさらなるリミッターを解除

ブガッティシロンの本当の最高速度を出すためには、1つ目のキーの後に、さらにもう一つのキーを使って次なるリミッターを解除しなければなりません。

さらに、関係者は「シロンの最高速度は458kmにとどまらない」とも発言しており、新たな世界最高記録の樹立が期待されます。


ブガッティとしても、速すぎるスピードには危険が伴うため、様子見ということなのでしょうね。
引用元: http://car-moby.jp/
ブガッティ シロン


コメント

このブログの人気の投稿

プリウスPHV と プリウスPHV GRスポーツの2車種が登録車両申請されたほか!モータースポーツで使用する車両

新型 デリカD:5の真価