新型ジムニー!先代と比べて圧倒的に静かになった

新型ジムニー!先代と比べて圧倒的に静かになった!

走り出してすぐ感じたのは、先代の3代目ジムニーと比べて圧倒的に静かになったこと。エンジン音、トランスミッションからの振動、タイヤからのロードノイズ、そしてボディ自体の振動音などの影響が大幅に軽減され、「これなら、高速走行も快適だ!」と直感した。

4ATの基本メカニズムは3代目ジムニーを継承しており、各段のギア比も3代目ジムニーと同じ。そのため、高速走行した際、時速100kmでのエンジン回転数は4000rpm近くに達する。これが3代目ジムニーだと高速道路の巡航時に精神的なストレスが溜まってしまう。一方、今回の試乗でローギアに入れてエンジン回転数を4000rpm近くまで上げてみたが、車内の静粛性は3代目ジムニーと比べるべくもないほど良かった。

また、AT車特有の伝達効率の悪さを解消する「ロックアップ機構」によって、アクセルをグイッと踏み込んだ際の出足がすこぶる良くなっていた。

次にハンドリング。3代目ジムニーは、もっさりと動く感じがあった。対して4代目ジムニーは3代目ジムニーとステアリングギア比を同じにしながらも、クルマの動きにキレがある。決してクイックな動きではないが、運転者の意思とクルマの動きがほどよく同期しているのがわかる。

これはボディの土台となる梯子状のラダーフレームのねじれ剛性を3代目ジムニー比で1.5倍増に高めるとともに、ボディマウントの大幅改良を施したことが大きい。ハンドリングと乗り心地が一気に向上した。ステアリングダンパーの採用によって電動パワステのフィーリングにも上質感が増した。


新型ジムニー

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